水子供養

長川寺境内の写真

水子供養とは幼くして亡くなった赤子を供養しお慰めする事です。

様々な事情からわずかな時間でお互いに別れなければならなかった事は大きな悲しみです。
そして家族の愛を存分に受けられなかったお子様の悲痛も察するに余りあります。

長川寺にも近年この相談が多く、「全ての苦しみや悲しみに寄り添う寺」を目指す長川寺として
この機会に新たな仏様をお迎えする事を決めました。

わらべ観音像の写真

そして仏様をお迎えするにあたって京仏師・宮本我休師と詳細に議論を重ねました。
その中で印象的だったのが当時我休師にも幼い子供がおられて、
お子さんと接する中で「子供には子供の、大人には介入できない世界があると感じる」とお話下さった事でした。

極楽浄土の世界にもそんな水子だけの世界に童子の御姿をした観音様がいて、
無邪気に遊ぶ水子たちを微笑みながら優しく見守っているのではないか…。

わらべ観音像のアップ写真

そんな思いと祈りを託した水子供養の象徴仏としてわらべの御姿をした観音様をお迎えしました。

不妊に悩んでおられた方が
水子供養後に無事に懐妊されたお礼の電話をいくつか頂きました。

大切な事は様々な事情で別れるしかなかったお子様にも家族として愛情を注ぐ事ではないでしょうか。
目には見えずとも愛情を注ぎ、共に生きる事を一心に示せば雲の上のお子様も新たな家族の誕生を願い祝福してくれる事と思います。

通常のご供養と同じく詳細は長川寺へご相談ください。