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災害時における寺院の役割について

この数ヶ月だけでも日本全国で数々の大規模災害が発生しました。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。このような未曽有の災害が頻発する中で、寺院には何ができるのでしょうか。今年6月の現職研修会の講義内容を改めて反芻しています。

現職研修会とは曹洞宗県内寺院の住職が一堂に会し、広く研鑽を積むことを目的とした研修会です。この中で大阪大学大学院の稲場教授から「防災・減災における寺院の役割」と題した講義が行われました。稲場教授によると広い空間を備え、宗教者による心のケアも可能な寺院が災害時に果たせる役目は大きいそうです。そしてそのためには寺院側の日頃から災害に対する意識の高さが重要であると力説されました。

災害は突発的に起こります。その時に備えて檀信徒・地域のために寺院が何ができ、何をするべきなのか今回の提言を参考に熟考したいと思います。

長川寺住職 拜

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