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衆寮(檀信徒会館)に北野元峰禅師の書を掲げました

衆寮(しゅりょう)とは修行僧が経典や書籍を読み学問に励む事を目的とする建物です。長川寺の衆寮は檀信徒の方々の利便性向上の為に会館として2008年に再建されています。この度、そこに永平寺六十七世北野元峰禅師の書二点を掲げさせて頂きました。

北野元峰禅師は江戸時代にお生まれになり明治・大正・昭和と活躍し、壮大な永平寺伽藍を今日見られる形に整えられた傑僧です。長川寺と禅師の因縁は深く、長川寺二十八世の広堂仏成大和尚は禅師の下で修行されました。それ故に長川寺には禅師の書が複数所蔵されています。

北野元峰禅師が活躍された時代は永平寺や長川寺が廃仏毀釈の打撃から復興する時代でもありました。この力強い書からは廃仏毀釈を経験されながらも自身の仏道を進まれる禅師の気概が伝わって来るようです。禅師の書に恥じぬよう長川寺も精進を重ねてまいります。

長川寺住職 拜

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