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岡山県による庭園調査が行われました

岡山県による庭園調査が行われました。事前に浅口市が市内の複数箇所を候補を挙げ、その中から長川寺の衆寮庭園と書院庭園が岡山県から調査対象に選ばれました。

長川寺の衆寮庭園は江戸時代後期の文化年間(1804~1817年)に岡山藩お抱えの庭師である弥兵衛が作庭した伝承があります。また書院庭園は昭和8年(1933年)に作庭されましたが、その詳細が『庭園築造日記』に記されています。両者とも作庭年代はもとより作庭者や作庭を監督した檀家まで明らかな稀有な庭です。特に書院庭園の作庭記録の詳細さは特筆すべきものだそうで、岡山県下でも類例は1件しかない極めて貴重な事が判明しました。

このように貴重な庭が現存するのも各時代の長川寺の檀家様の理解と協力あっての事であり、改めて過去から現在に至る御厚恩に感謝申し上げます。調査は継続中ですが、いずれ一般公開の機会も検討したく思います。

長川寺住職 拜

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