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永平寺送行

送行(そうあん)とは僧侶が行脚の旅に出る事を指す言葉です。今日の曹洞宗では修行が終わった修行僧が自身の所縁あるお寺に修行道場から復帰することを意味します。先日、曹洞宗大本山である永平寺で三年余り修行した学友が宮崎県に戻る途上で長川寺に立ち寄って下さいました。

曹洞宗大本山永平寺を開かれた道元禅師は仏道を求め真摯に修行する姿勢、その姿こそが仏の体現であるとして厳しい僧侶規範を作られました。その僧侶規範と修行は800年の時を経て、今日まで脈々と受け継がれています。彼の修行僧としての清廉潔白な姿はその思想の一端を改めて実感させてくれました。

これからも檀信徒・地域縁者の人々に慕われ、必要とされる寺院を目指して長川寺も終わりのない修行に打ち込んでいきます。

長川寺住職 拜

 

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