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長川寺仏像の文化財調査が行われました

昨年末、長川寺に安置されている仏像の修復作業に先立ち浅口市文化財調査が行われました。今回調査対象となった仏像はもともと長川寺が管理するお堂内に古くから安置されており、その詳しい来歴が不明の仏様でありました。

調査の結果、この仏様は室町時代から江戸時代にかけて幾度も補修が行われつつも、原形は平安時代後期に造仏された虚空蔵菩薩像であると結論付けられました。浅口市で現在確認されている仏像の中では最古級となり、長川寺の歴史よりも古くからこの地で奉安されてきた仏様である事が明らかになりました。

さらにかなり初期の段階で虚空蔵菩薩像から観音菩薩像への改修が行われたと推測されています。予算等の認可が下り次第この貴重な仏像を後世へ伝えていくため補修作業を行う予定です。このような仏像の修復等でもその基本財源は檀信徒皆様の浄財であり、地域の歴史・文化を継承保存する為のご理解とご協力に感謝します。

長川寺住職 拜

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