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平安仏の修復で宮本我休氏の工房へ伺いました

前々回の浅口市による文化財調査で市内最古級の仏像であると判断された観音菩薩像修復の予算が長川寺総会で通過し、京仏師・宮本我休氏の工房で修復が行われています。

長川寺は独立間もない我休氏と御縁を頂いてから、数多くの仏像・仏具製作や修復を依頼してきました。我休氏は素晴らしい技術力や美的感覚をお持ちですが、何よりも神仏に対する尊敬と「仏を彫り出す」事に確かな哲学と熱量を持たれている事に惹かれました。初めてお会いした時はお一人で仕事をされていましたが、現在多くの若い方々が彼の下で研鑽されているのも我休氏の作品の内にあるものに魅せられたのではないかと思います。

この仏像の傷やシミは1000年間の人々の想いを全身で受け止めてきた証です。この仏像を次の世代の救いの一助とするべく一層精進します。

長川寺住職 拜

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